プラセンタの二つの役割
母体と胎児、二人は全くの別人です。普通、たとえ親子でも、兄弟でも、他の人の臓器などには拒絶反応が起こります。でも、母体と胎児の間にはそれがありません。拒絶反応を起こさせない役割、それがプラセンタ・胎盤にあるのです。
まず、胎盤は胎児と母体を臍帯でつないでいます。これによって母体の栄養や酸素が胎児に送られます。反対に胎児からは老廃物が母体に送られて、母体から排出されます。でもその時に母体と胎児、二人の血液が交じり合うことはありません。母体側の血液はプラセンタ・胎盤の絨毛の間を満たすように流れます。胎児側の血液はプラセンタ・胎盤の絨毛の中の胎児血管を流れているのです。絨毛の壁によって二つの血液は混じることなく、絨毛によってその内容物だけがやり取りされます。このようにプラセンタ・胎盤は血液型の異なる母体と胎児の間でもやり取りができるように作られています。
更にプラセンタ・胎盤にはお母さんの体に異常が起きたとき、それが胎児に及ばないように保護する働きもあるのです。
